シトルリン

シトルリン(Citrulline)は、非必須アミノ酸の一種で、特に近年は「血流改善」や「運動パフォーマンス向上」、「ED改善」などの分野で注目されています。


基本情報

項目 内容
化学名 L-シトルリン
語源 スイカ(Citrullus vulgaris)から発見されたため
分類 非タンパク質性アミノ酸(体内でタンパク質に直接使われない)

体内での働き

シトルリンは体内で次のような働きをします:

アルギニンの前駆体として作用

  • シトルリンは肝臓などで代謝されて L-アルギニンになります。
  • アルギニン → 一酸化窒素(NO) → 血管拡張・血流改善

つまり、シトルリンは間接的にNO産生を高める


尿素回路に関与

  • 体内の有害なアンモニアを尿素に変えて排出する「尿素サイクル」の中間代謝物。
  • 筋肉疲労物質の除去を助け、持久力の向上にも寄与。

含まれる食品

食品 含有量が多いもの
スイカ 特に赤肉や皮の近く
メロン 少量
きゅうり ごく微量

※ 食品からの摂取量は少ないため、効果を期待する場合はサプリが主流です。


主な効果・用途

効果 説明
EDの改善 アルギニンよりも安定してNOを供給。血流改善効果あり。
筋トレ・持久力向上 乳酸の蓄積を抑え、疲労回復を助ける。
高血圧の予防 NOによる血管拡張作用で、血圧の軽減に寄与。
冷え・肩こり対策 末梢血流の改善により、手足の冷えにも有効。

アルギニンとの違い・併用効果

比較項目 シトルリン アルギニン
体内吸収 優れている(肝臓で分解されにくい) 腸管・肝臓で一部分解され吸収率がやや低い
NO産生効果 長時間持続型 即効型(持続性はやや低い)
併用 相乗効果があり、EDや運動能力向上でよく使われる シトルリンと併用でより効果的

ED治療との関連

  • シトルリン1.5g~3gを1日1~2回摂取することで、軽度EDに対して改善が見られるという研究あり。
  • アルギニンと併用することで、PDE5阻害薬(バイアグラシルデナフィル等)の補助的な役割として用いられる。

副作用・注意点

項目 内容
副作用 通常量での重大な副作用は報告されていない
注意点 高用量摂取時に軽い胃腸不快感、血圧低下の可能性あり
相互作用 PDE5阻害薬(バイアグラ等)との併用時は医師に相談を

まとめ

ポイント 内容
NO産生に寄与 間接的に血流改善を助けるアミノ酸
吸収性が高い アルギニンよりも持続的に作用しやすい
ED対策にも有効 軽度EDに効果が期待され、アルギニンとの併用で相乗効果あり
安全性が高い 副作用はほぼなく、サプリとして広く利用可能

 

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