アルギニンとシトルリンの違い

アルギニンとシトルリンはどちらも「血流改善やNO(一酸化窒素)産生促進に関与するアミノ酸」ですが、体内での吸収・代謝経路や効果の持続性に違いがあります。


アルギニン vs シトルリン 比較表

項目 アルギニン シトルリン
分類 準必須アミノ酸 非必須アミノ酸
体内の役割 NOの直接的な原料 アルギニンの前駆体としてNO産生を助ける
摂取後の吸収性 小腸 → 肝臓で多くが分解され、体内への到達量が少なめ 小腸 → 肝臓をほぼスルーし、体内での利用効率が高い
持続性 速効性ありだが、持続性はやや短い 緩やかに吸収され、長く効果が持続
血中アルギニン濃度の上昇 短時間で上昇するがすぐ減少 シトルリン摂取の方が、アルギニンより長時間高濃度を維持できる(研究で実証)
一酸化窒素(NO)産生への効果 直接的な原料 間接的だが、より安定した効果がある
副作用 胃のむかつき、下痢、ヘルペス再発など 通常量では副作用は少ない
摂取タイミング 空腹時や就寝前が多い 運動前や食間など、比較的自由度が高い

わかりやすく例えると:

  • アルギニン=即効型(速く効くけど短め)
  • シトルリン=持続型(遅く効くけど長持ち)

シトルリンを摂取したほうが、結果的に血中アルギニン濃度が安定して高く維持されやすいという報告もあります。


相乗効果:

両者は同じNO産生ルートに関わるため、併用すると相乗効果が得られます

組み合わせ 効果
アルギニン+シトルリン 即効性+持続性の両立、NO産生効率が向上し、血流改善やED対策に有効

用途別の使い分け

目的 推奨
運動・筋トレ前のパンプアップ アルギニン+シトルリン併用(プレワークアウト)
ED対策(軽度~中等度) シトルリン主体+アルギニン併用がベスト
疲労回復・持久力強化 シトルリン中心(乳酸除去にも作用)
即効性を重視したい時 アルギニン(単独または併用)
胃腸が弱い人 シトルリンの方が安全でおすすめ

結論

  • アルギニン:NOの直接原料。速効型。だが吸収効率に難あり。
  • シトルリン:アルギニンの前駆体。持続型。吸収効率が高く、体内で安定してNOを作る。
  • 併用が最も効果的で、ED対策・運動補助・血流改善において理想的。