早漏治療に内服薬と外用薬
早漏の原因とは?
早漏は亀頭ではなく、実は頭で起きています。早漏 は心因性のものがほとんどで、ストレス・焦り・プレッシャーなどで起こりやすく、何度も繰り返して慢性化し治りにくくなっていきます。「いつも早い」という悪循環ができあがってしまうのです。挿入前に射精したり 1分ももたないことが何年も続いている、そんな頑固な早漏をトホホ・・・と、お互いあきらめているご夫婦やカップルも少なくないことでしょう。早漏は包茎のせいだとか亀頭が敏感すぎるせいだと誤解している方も多いかもしれませんが、実際には包茎や亀頭のせいではなく、性的な刺激に脳が過敏で、それを抑制できないような状態で起こることが多いのです。
EDと同じく、相手あっての悩みですから男の自信はぐらつき、女性に対して引っ込み思案になったり、相手との関係がこれで壊れてしまう場合も少なくありません。幸せは相手あってのこと、独りEDや独り早漏とは悩みの度合いが違うのです。
早漏とEDの関係
元々 早漏ではなかったのに、ED気味になってから早漏になる場合もあります。これは早くしないと萎えてしまう!という焦りから早漏になってしまうことがあります。( 萎えると次の射精に時間を要するため )このようなケースはバイアグラやレビトラ等のED治療薬の使用で勃起の持続力がつくと、早漏が改善することが多いのでED治療薬を試してみるとよいでしょう。
男性更年期障害と早漏
男性は加齢現象としては避けられない男性ホルモン(テストステロン)の分泌の低下で、いわゆる男性の更年期障害(LOH症候群)におちいり、性欲や勃起のための機能の低下が症状の一つとして現れることがあります。うつ病に似た心的状態や自分の意思によらない気分の変動に加え、身体的な機能の低下も加わり射精のコントロールも効きにくい状況が生まれることもしばしばですが、これには抗うつ薬の一種であるSSRIが有効であることがあり、当院ではED治療薬と共に、SSRIを状態に応じて処方します。また不足状態にあるテストステロンを補充しながら、軽い麻ひ作用も含む外用薬を処方します。
早漏治療に外用薬
加齢や急激なストレスで分泌が低下した男性ホルモン(テストステロン)を経皮吸収で自然に補うクリーム剤、これと併せて麻ひ成分(感度を弱めることで早漏に対処する)も含まれる軟膏剤を処方します。
グローミン(男性ホルモン補充クリーム) | 3,000円 /1本(約33回分) |
トノス(男性ホルモン補充・早漏治療軟膏) | 4,300円 /1本(約30回分) |
早漏治療薬( SSRI )の内服
SSRIという新世代のうつ病やパニック障害の治療薬の中に中枢での射精抑制効果があることがわかり、早漏に有効な薬剤として臨床的に用いられるようになりました。挿入前に射精してしまうような超早漏ともいえる状態は、一種の性的パニック状態ともいえるでしょう。SSRI はこのような早漏にも期待できます。一時的に神経中枢に対し作用する薬なので、早漏治療用の塗り薬のように亀頭の性感が鈍くなって性交が味気なくなることはありません。
SSRI とは
SSRI とは選択的セロトニン再取り込み阻害剤 ( Selective Serotonin Reuptake Inhibitor ) の略で、脳内で減少しているセロトニンという神経伝達物質を増やし、抗うつ作用を発揮する薬剤です。現在 SSRI は うつ病やパニック障害の治療に広く使われています。気分や情緒の安定化と活性化に つながる作用のある薬です。このSSRI を飲み続けると射精できなくなる場合があることから早漏治療に有効なことがわかったのですが、毎日 長期間( 数ヶ月 )にわたって 連用しなければ、射精がまったくできないほどの射精障害にはなりませんので安心してください。*この療法はSSRI の射精抑制効果を早漏治療に応用するものですが、早漏は(ED治療薬と同様に)保険適応外となります。
SSRIの使用方法
この薬は効果がでるまで5時間程度かかるので行為の5時間以上前に服用してください。
5時間以上経っていれば、数時間程度の服用時間のずれは問題ありません。いつ性交渉があるかは予測が誰しも難しいものですから あまり細かく考えなくてよいですが、夜に予定があるならば、午後3時頃には飲んでおきましょう。一度効き始めれば、その日のうちは有効です。
長期にわたる非常に頑固な早漏の場合には、初回からすぐに効きにくいことがあるので、
効果がでるまで何回かは試してみてください。それでも効果が出にくい方は前日に1錠飲んでおいて当日さらに飲んだり、数日間飲み続けたりするのも有効です。性交前には勃起力とその持続力を高めるためにバイアグラやレビトラなどED治療薬との併用もお勧めします。SSRI とED治療薬との併用はまったく問題ありません。
処方と料金について
簡単な問診と薬の説明の後、院内ですぐに処方します。( 保険はきかないので保険証はいりません )
当院で処方するSSRI
パキシル錠(GSK) | 10mg/1錠 | 300円 /1錠(税込) | *錠数は医師による制限あり |
SSRI の副作用や使用上の注意
・副作用には眠気、ふらつき、めまい等があります。
・服用後に眠気やふらつきが強く出る場合、車の運転は控えてください。
・SSRI は他の精神安定剤や向精神薬等とは併用しないでください。
・使用禁忌: てんかん、緑内障、そう病の既往のある方。
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新宿ウエストクリニック院長
安心の医師略歴・著書、メディア履歴臨床経験豊富な当院医師の論文
Dr. 入江
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