全身のがんリスクを早期に発見

1回5分の採血で「血中に流れるがん細胞」を補足

マイクロCTC検査

マイクロCTC検査は、身体・時間・費用への負担を、従来の検査より大きく減らしながら、全身のがんリスクを高精度で発見する検査法です。

この検査で見つける「CTC」とは

がんは細胞が分裂するとき、発がん物質などの影響で遺伝子が変異する「コピーミス」が起こることから始まります。たいていの場合「コピーミス」で起きた異常な細胞は体の免疫機能によって消されますが、これをかいくぐって生き延びた細胞ががんとして成長します。

CTC血中がん細胞とは

がん細胞のうち、CTC:Circulating Tumor Cellsとは「血中循環がん細胞」を指します。血管に漏れ出し、血中を巡るがん細胞のことです。これを見つけることが出来れば、体のどこかにがんがあることがわかります。

 

悪性のより高いCTCを検出

がんの始めにおこる上皮性のがんは、その場にとどまって増えるだけなので、実はそれほど怖くはありません。しかし悪性度の低い「上皮性のがん細胞」は、上皮間葉転換(EMT)によって、より悪性の高い「間葉系のがん細胞」に変わり、運動能力が身に着きます。そこから転移する先を探して体中を巡ります。マイクロCTC検査では、CTCのなかでもより悪性の高い「間葉系のがん細胞」を補足します。

上皮間葉転換

 

転移する前に早期の発見を

がんが怖いのは転移によって体全体が蝕まれてゆくからです。その転移を可能にしているのが、血中を巡るCTCのうちの「間葉系のがん細胞」です。マイクロCTC検査は、この「間葉系がん細胞」のみを高い精度で補足する検査方法です。がんは何も特別なものではなく、他の病気と同じように治る可能性の高いものです。がんを治すためには早期発見が必要です。

がんの成長とマイクロCTC検査の関係

 

安全にがんが発見できる時間は限られる

自己免疫を逃れて生き残ったがん細胞が増殖を開始してから、5~20年と長い時間をかけてゆっくりと成長し、ようやく画像検査で発見ができる約1cmの大きさになります。しかし、ここからはがんの成長は加速度的に進行し、ステージ1期から半年から1年で次のステージ2~3期に進むことも珍しくありません。つまり、がんが安全に発見できる時間は非常に限られているということです。

 

早期に発見できれば、がんは怖がる必要がありません

がんはステージ1から加速度的に成長

マイクロCTC検査(もっと詳しく)

 

がん検診がすすまない理由

転移しなければ怖くない。ではなぜ死因のトップなのか?

早くに見つかれば必要以上に恐れる必要がないがんが死因のトップにあるのは、忙しい、高い、結果を知るのが怖いなど、いろいろな要因が重なってつい後回しにしてしまっている結果ともいえなくもありません。実際のところ従来のがん検診では、時間や費用の面で非常に大きな負担がかかります。これが原因で、がんステージⅠでの治癒率は非常に高いにもかかわらず、発見された時は既に手遅れになっていることが多いのです。

がん検査を受けない理由

 

なぜマイクロCTC検査がすすめられるのか

1. 身体、時間、料金への負担が少ない

CTやMRIを主体とした従来のがん検診では、検査前の絶食時間、検査に要する時間の負担は大変大きいです。また相当な支払いが必要な一方、発見されにくい部位もあり、別途の検査が必要となることもあります。

→マイクロCTC検査は、がん検診へのハードルを下げました

マイクロCTC検査で必要なのは、1回5分の採血で、CTC(血中に漏れ出したがん細胞)が補足でき、全身のがんリスクを早期に発見することができます。マイクロCTC検査は、従来のような身体、時間への負担が大幅に軽減します。

CT/PET検査とマイクロCTC検査の比較

 

2. 結果の確実性

遺伝子検査、尿を用いる検査、腫瘍マーカーなど、これまでの検査の全てで得られる結果は、間接的にがんのリスク指数を提示するだけで、いわば「どちらとも言える」「なんとでも解釈できる」ものです。

→マイクロCTC検査は、血中のがん細胞数を具体的に明示します

マイクロCTC検査は、転移の高い能力をもつ、つまり怖い「間葉系のがん細胞」が、体のどこかにあるということをはっきりと示します。検査にはCSV(細胞表面ビメンチン抗体)を利用します。これは特異度94.45%の非常に高い精度を持ちます。よって従前の検査方法に比べ、結果に大きな信頼・納得感が得られます。
※特異度:検査の性能を表す指標の一つ。検査で検出したい疾患を有さないもののうち、その検査が正しく陰性と判断したものの割合。=真陰性率。

従来のがん検査との比較

 

3. 被爆リスクを防ぐ

環境省が規定する防護の原則によると、一般公衆が年間に受ける線量限度は1ミリシーベルト/年とされています。PETやCT検査は、これらを受けることで便益はあるものの、どちらも少なくない量の被爆を受けざるを得ません。CT検査を受けることについては、子供の発がんリスクや、白血病の相対リスクが平均で3.6倍、脳腫瘍のそれで2.3倍(いずれも100mGy(ミリグレイ)平均)であるという報告があります。

●PET検査での1回の被ばく線量は10~25ミリシーベルトです。

検査後12時間~24時間は子供やペットとの接触が禁止されています。

●CT検査での1回の被ばく線量は5~30ミリシーベルトです。

放射線を使った検査は発がんリスクを高める可能性があります。医療現場では無駄な検査を控え、各検査における被ばく量をなるべく小さくする努力がなされているところです。

→マイクロCTC検査は、一切被ばくリスクがありません

マイクロCTC検査で必要なのは1回5分の採血なので、被ばくの可能性はもちろんありません。

マイクロCTC検査は被ばくゼロ

 

4. 早期発見できる

PETやCT検査では、がんの増殖が始まってから5~20年かけ、1cmほどまでに大きくなってやっと発見できます。しかしそこからの成長は早く、半年から1年でステージ2や3に進行することも珍しくありません。このためがんは、まだ安全な時点で発見できる期間が非常に限られているといえます。しかしPETやCT検査で発見できるがんの大きさは1cm程度から、そのうえ検査の対象の部位以外を診ることができません。

→マイクロCTC検査は、がんが大きくなる前から、全身を対象に検査

マイクロCTC検査は、がんがPETやCT検査で発見できる大きさになる前段階から、全て(血液がんをのぞく)のがんを対象にして検査を行うことが出来ます。

がんはステージ1から加速度的に成長

 

5. 再発への対処ができる

がんの治療がいったん終わり再発を確認する際、PETやCT検査では、画像での診断がもとになるため、発見が遅れることがあります。

→マイクロCTC検査は、画像で確認できる大きさに成長する前から検出可能

がんの再発を、画像での確認がされる手前の時点で行えることが報告されています。またマイクロCTC検査はがんの治療中においても、治療成績を予測する、治療の指針を定める材料となり得ることが多数報告されています。

画像診断の6か月前から検出できた

画像診断の8ヶ月前から再発の診断ができた

早期に発見できれば、がんは怖がる必要がありません
CTCマイクロ検査 検査料金:198,000円 /1回(税込)

 

マイクロCTC検査(もっと詳しく)

 

マイクロCTC検査のメリット

全身が対象

従来のがん検診で検査の対象となるのは一部分です。全てを網羅しようとすると複数の検査が必要です。マイクロCTC検査は血液がんを除く全身が対象です。

より早くわかる

従来のがん検診で診断できる大きさまでがんが成長する前に、がんの有無の可能性を確認することができます。

時間がかからない

従来のPETやCT検査での所要時間は3~6時間、一方マイクロCTC検査自体に要する時間は採血のための約5分のみです。

準備がいらない

従来のPETやCT検査では、検査前日に約6時間の絶食時間が必要ですが、マイクロCTC検査ではその必要はありません。

被ばくしない

従来のがん検診での被ばくは避けられないものですが、マイクロCTC検査では被ばくそのものがありません。

信頼・納得できる結果

従来の、遺伝子、尿、腫瘍マーカーなどによる早期がん検診で得られる結果に比べ、マイクロCTC検査では、血中のがん細胞の個数を示し、特異度(真陰性率)が94.45%と非常に高い精度を持ちます。

 

早期に発見できれば、がんは怖がる必要がありません

マイクロCTC検査(もっと詳しく)

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新宿ウエストクリニック院長
安心の医師略歴・著書、メディア履歴
臨床経験豊富な当院医師の論文

入江武志 医師 Dr. 入江
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