脳梗塞と年齢

脳梗塞と年齢の関係

脳梗塞は年齢が上がるほど発症リスクが高くなる病気ですが、最近では若い世代にも増えつつあります。年齢ごとに特徴が異なるため、年代別のリスクや対策を解説します。


年齢別の脳梗塞の発症リスク

年齢層 発症リスクと特徴
10~30代 まれだが、先天性心疾患や動脈解離、血液の病気が原因となることがある
40~50代 生活習慣病(高血圧・糖尿病・脂質異常症)が進行し、リスクが高まる
60代 発症率が急増し、動脈硬化や心房細動が原因になることが多い
70代以上 血管が弱くなり、脳梗塞だけでなく脳出血のリスクも上昇

若年層(10~30代)の脳梗塞

 若くても脳梗塞になることがある!

脳梗塞は一般的に高齢者の病気ですが、若年層でも発症するケースがあります。

 主な原因

脳動脈解離 → 交通事故やスポーツで首を強くひねると血管が裂けることがある
先天性の血液異常(凝固異常) → 血が固まりやすく、血栓ができやすい
心臓病(先天性心疾患・心房細動) → 心臓から血栓が飛ぶ「心原性脳塞栓症」
経口避妊薬(ピル) → エストロゲンが血栓を作りやすくする(特に喫煙者)
生活習慣の乱れ → 過労・睡眠不足・ストレス・過剰なアルコール摂取


40~50代の脳梗塞

 生活習慣病が大きなリスクに!

この年代から脳梗塞のリスクが急激に上昇します。
特に、40代~50代は「隠れ脳梗塞」が多いと言われます。

 主な原因

高血圧 → 血管が硬くなり、血栓ができやすくなる
糖尿病 → 血糖値が高いと血管が傷つきやすくなる
脂質異常症(LDLコレステロールが高い) → 動脈硬化が進行
喫煙 → 血管が収縮し、血栓ができやすい
ストレス・過労 → 交感神経が優位になり、血圧が上がる


60代以上の脳梗塞

 脳梗塞の発症率が急増する!

60代になると動脈硬化や心房細動による血栓のリスクが高まります。
脳梗塞の約70%は60歳以上で発症しています。

 主な原因

動脈硬化の進行 → 頸動脈や脳の太い血管が詰まる(アテローム血栓性脳梗塞)
心房細動(不整脈) → 心臓でできた血栓が脳に飛ぶ(心原性脳塞栓症)
脱水 → 血液がドロドロになり、血栓ができやすくなる(特に冬や夏)
加齢による血管の劣化 → 血管がもろくなり、破れたり詰まったりしやすくなる


何歳でも脳梗塞は予防できる!

年齢に関係なく、生活習慣の改善で脳梗塞のリスクを減らせます!

 脳梗塞予防のポイント

血圧を管理する(最大の予防策)

  • 塩分を1日6g以下にする(減塩食)
  • 血圧を130/80mmHg以下に保つ

血管を健康に保つ

  • 青魚・ナッツ・野菜を食べる(DHA・EPAで血管を柔らかく)
  • 禁煙・適度な飲酒(週2日は休肝日)
  • 運動(1日30分のウォーキング)

心房細動がある人は治療を受ける

  • **抗凝固薬(ワルファリン・DOAC)**で血栓を防ぐ

水分をこまめに摂る

  • 特に夏場や就寝前にコップ1杯の水を飲む

ストレス管理

  • 過労・睡眠不足は血圧を上げるので、十分な睡眠とリラックスを心がける

まとめ

脳梗塞のリスクは年齢とともに増加するが、若くても発症することがある!
40代から生活習慣病が影響し、60代以上では動脈硬化と心房細動が主な原因になる
生活習慣の改善でリスクを大幅に下げることができる!

「自分はまだ若いから大丈夫」と思わず、早めの対策を!

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新宿ウエストクリニック院長
安心の医師略歴・著書、メディア履歴
臨床経験豊富な当院医師の論文

入江武志 医師 Dr. 入江
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