心筋梗塞と勃起不全の関係
心筋梗塞(MI)と勃起不全(ED)はどちらも血管の健康に深く関わる疾患であり、EDは心筋梗塞の警告サインとなることがあります。
1. EDは「血管の健康状態を示すバロメーター」
心筋梗塞は、冠動脈(心臓の血管)の動脈硬化によって発生します。
一方、EDは陰茎の血管(陰茎動脈)の動脈硬化が原因で起こることが多いです。
- 陰茎の血管は、心臓の血管よりも細い(直径1~2mm)
- そのため、動脈硬化が進行すると、心筋梗塞よりも先にEDの症状が現れることが多い
※ EDを発症した男性は、3~5年後に心筋梗塞を発症するリスクが高い という研究結果もある。参考文献 urol.or.jp
2. EDと心筋梗塞の共通リスク
EDと心筋梗塞は、以下の共通するリスク因子によって引き起こされる。
- 動脈硬化(血管が詰まることで血流が悪くなる)
- 高血圧(血管にダメージを与え、血流を低下させる)
- 糖尿病(血管と神経を損傷し、EDと心筋梗塞のリスクを増加)
- 脂質異常症(高コレステロール)(血管にプラークが溜まりやすい)
- 喫煙(血管を収縮させ、血流を悪化)
- 肥満・運動不足(血管機能が低下し、動脈硬化を促進)
EDのある男性は、心筋梗塞や脳卒中を発症するリスクが約1.5~2倍高い というデータもある。
3. 心筋梗塞後のED
すでに心筋梗塞を発症した後に、EDが悪化するケースもある。
- 血管のダメージ:
-
- 心筋梗塞を起こすほど動脈硬化が進んでいると、陰茎の血流も悪くなる
- 心理的な影響:
-
- 心筋梗塞後は「また発作が起きるのでは?」という不安やストレスがEDを悪化させる
- 服用している薬の影響:
-
- β遮断薬(メトプロロールなど)や利尿剤はEDの副作用を引き起こすことがある
- スタチン(高脂血症治療薬)はEDを改善する可能性もある
4. 予防と対策
EDを放置せず、血管の健康を意識することで、心筋梗塞のリスクも低減できる。
生活習慣の改善
- 血圧・血糖・コレステロールを管理する(定期的な健康診断を受ける)
- 禁煙(タバコは血管を細くし、EDと心筋梗塞の両方のリスクを高める)
- 適度な運動(ウォーキングや筋トレが血流改善に効果的)
- 食生活の改善(塩分・脂質を控え、野菜・魚・ナッツ類を増やす)
ED治療薬の活用(医師と相談)
- バイアグラ・シアリス(PDE5阻害薬)は血管を拡張し、EDを改善する
- ただし、硝酸薬(ニトログリセリンなど)を使用している場合は併用禁止(血圧が急激に下がる危険がある)
メンタルケアも重要
- 心筋梗塞後の不安やストレスがEDを悪化させるため、カウンセリングやリラクゼーションも有効
5. まとめ
- EDは心筋梗塞の「早期警告サイン」になる(発症の3~5年前に現れることが多い)
- 共通のリスク因子(動脈硬化・高血圧・糖尿病など)を持つ
- EDを持つ男性は、心筋梗塞のリスクが約1.5~2倍高い
- 心筋梗塞後は血管や精神的な要因、薬の影響でEDが悪化しやすい
- 生活習慣の改善、適切な薬の使用で両方を予防できる
EDが気になる場合は、単なる加齢のせいと考えず、「血管の健康状態をチェックするサイン」として捉え、医師に相談することが大切!
ED/AGAご予約・ご相談
ご予約、使用薬の変更、経過観察などの目的でご利用頂けます。ご予約 » 予約フォーム
時間短縮ご予約 » 問診票付予約フォーム
遠隔診療 » オンライン診療/電話診療(初診・再診)
ご相談 » ご相談(セカンドオピニオン含)
ED治療薬の安全使用チェック » ED治療薬専用フォーム
AGA治療薬の安全使用チェック » AGA治療薬専用フォーム
EDセルフチェック セルフチェック日本語版EHS
新宿ウエストクリニック院長
安心の医師略歴・著書、メディア履歴臨床経験豊富な当院医師の論文
Dr. 入江
年中無休 診療時間・予約不要 すぐに処方します
10〜11時 / 12〜18時(土日祝) 10〜11時 / 12〜20時(月〜金)祝日は曜日によらず18時迄 | 詳しくは » 診療状況
現金、各種クレジットカード、デビットカード、電子マネー対応
![]()
![]()
![]()
![]()
![]()
![]()
![]()
![]()
![]()
![]()
QRコード決済










