PDE5阻害薬 併用注意薬 比較表

禁忌ではないが、用量調整・間隔調整・回避検討が必要な薬 比較表

併用注意薬カテゴリ 具体例 シルデナフィル (バイアグラ) タダラフィル (シアリス) バルデナフィル (レビトラ) 実務上の注意点
α遮断薬 ドキサゾシン ⚠ 注意 ⚠ 注意 ⚠ 注意 起立性低血圧。少量開始・服用間隔を空ける
降圧薬全般 Ca拮抗薬ARB/ACE阻害薬 ⚠ 注意 ⚠ 注意 ⚠ 注意 相加的な血圧低下。高齢者で注意
中等度CYP3A4阻害薬 エリスロマイシン
フルコナゾール
⚠ 用量調整 ⚠ 用量調整 ⚠ 用量調整 血中濃度↑。初回低用量必須
強力CYP3A4阻害薬 リトナビルコビシスタット 原則回避 ⚠ 極少量 原則回避 タダラフィルのみ条件付き使用例あり
CYP3A4誘導薬 リファンピシンカルバマゼピン ⚠ 効果減弱 ⚠ 効果減弱 ⚠ 効果減弱 効かない=無効例の原因
抗不整脈薬(QT関連) ソタロールアミオダロン ⚠ 注意 バルデナフィルはQT延長リスク
抗真菌薬(アゾール系) イトラコナゾール ⚠ 注意 ⚠ 注意 ⚠ 注意 高頻度で濃度上昇
HIV治療薬 プロテアーゼ阻害薬 回避 ⚠ 超低用量 回避 実務上はタダラフィル一択になることあり
グレープフルーツ 果汁・生果 ⚠ 注意 ⚠ 注意 ⚠ 注意 CYP3A4阻害。特に連日摂取で問題化
アルコール 多量飲酒 ⚠ 注意 ⚠ 注意 ⚠ 注意 めまい・低血圧・ED悪化

薬剤別「併用注意のクセ」

 シルデナフィル

  • 短時間作用型
  • CYP3A4阻害薬の影響を受けやすい
  • α遮断薬併用時は25mg開始が安全

タダラフィル

  • 長時間作用(最大36時間)
  • 併用注意の影響が長く続く
  • 毎日投与(2.5–5mg)では相互作用に特に注意

バルデナフィル

  • QT延長関連が最大の注意点
  • 抗不整脈薬・心疾患患者では実務的に選択されにくい

メモ

  • α遮断薬使用中
    → タダラフィル低用量 or シルデナフィル少量開始
  • HIV治療中(PI系)
    → タダラフィル以外はほぼ不可
  • 効かない症例
    → CYP誘導薬・飲酒・食事影響をまず疑う

※必ず医師と相談をしてください。