20 ED治療薬とアルコールの関係

ED克服の最前線「性欲はガソリン、精力はエンジン」令和版 (フリーエディション)

ED治療薬の主成分は、陰茎の海綿体に存在する酵素の働きを妨げる作用をすることで、勃起の状態を持続させます。ED治療薬が働きかけるのは陰茎の動脈ですから、服用することで快感が増したり、強まったりすることはありません。そういった感じがするのは性交の満足感から生じる一種の錯覚です。また、長期に服用を続けると、だんだん効かなくなるという噂もありますが、薬学的なメカニズムからしても、長期使用で効果が低下することはありません。

ED治療薬の服用と飲酒との関係についてよく質問されます。回答としては、まずどのような薬でもアルコールとの併用は避けたほうが良いのです。少量の飲酒であれば、ED治療薬の効き目にあまり関係ありません。しかし、ED治療薬が効かなかったと訴える患者さんの中には、服用前後に過度の飲酒をしていた場合が多く見られます。

少量のアルコールは気分をリラックスさせるので有効ですが、アルコールには血管を拡張する作用があるので、ED治療薬との相乗効果でさまざまな副作用が起こる可能性もあります。アルコールには、セックスの場面でプラスに作用する場合と、マイナスに作用する場合があります。いずれにしても過度の飲酒は控えた方が良いでしょう。

EDは「症状」であって、特定の「病気」ではありません。風邪をひいた時に熱が出るように、ある原因がもとになってEDという症状が出るのです。勃起はペニスの海綿体に血液が溜まって起こります。しかし、EDになると、さまざまな理由で血液がうまく溜まらなくなります。

生活習慣病ばかりでなく、加齢に伴う動脈硬化もEDを招くリスク要因です。脳梗塞や心筋梗塞のように、動脈硬化からくる病気は生命に関わります。直接生命には関わりませんが、EDもペニスの血管の動脈硬化の一つなのです。

こうした症状に対して、疲れやストレス、プレッシャーなど、精神的な事柄を原因とするのが →この続きはAmazonか、院内受付（新宿・渋谷）で手に入る書籍でご覧ください。

The forefront of overcoming ED “Libido is gasoline, vitality is the engine, Reiwa version

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