バイアグラの併用注意薬のアーチストとは

■ アーチスト(一般名:カルベジロール)とは

アーチストは、一般名カルベジロール(Carvedilol)を有するβ遮断薬に分類される薬剤です。
主に高血圧症、狭心症、慢性心不全などの治療に使用されます。


■ 薬理作用(作用機序)

カルベジロールは、

  • β₁受容体遮断作用 … 心拍数と心筋収縮力を低下させ、心臓の負担を軽減
  • α₁受容体遮断作用 … 末梢血管を拡張し、血圧を下げる

という二重の作用(β・α遮断作用)を持っています。
このため、他のβ遮断薬よりも血圧降下作用がやや強く、心不全に対しても保護的に働きます。


■ 主な適応症

  • 高血圧症
  • 狭心症
  • 慢性心不全(特に心筋梗塞後など)

■ 副作用

  • 徐脈、血圧低下、めまい、倦怠感
  • 心不全の悪化(導入初期に注意)
  • 手足の冷え、抑うつ、消化器症状(吐き気・下痢)など

■ PDE5阻害薬(例:バイアグラ)との併用注意

カルベジロールは血管拡張作用(α₁遮断作用)を持つため、PDE5阻害薬(シルデナフィル=バイアグラなど)と併用すると、血圧が過度に低下するおそれがあります。

  • めまい、ふらつき、失神などのリスクが増すため、
    医師の管理下で慎重に投与する必要があります。
  • 完全な**併用禁忌ではなく「併用注意」**の扱いです。

■ まとめ

項目 内容
総称名 アーチスト
一般名 カルベジロール
分類 β遮断薬(α₁遮断作用も併せ持つ)
主な適応 高血圧、狭心症、慢性心不全
主な作用 心拍抑制+血管拡張
PDE5阻害薬との関係 併用注意(血圧低下リスク)