大動脈瘤とは

大動脈瘤(だいどうみゃくりゅう、Aortic Aneurysm)とは?

大動脈瘤とは、大動脈の一部が異常に膨らむ病気です。大動脈は心臓から全身に血液を送る重要な血管ですが、その壁が弱くなり、風船のように膨らんでしまうことがあります。

破裂すると大量出血を引き起こし、命に関わるため、早期の発見と治療が重要です。


大動脈瘤の種類

  1. 腹部大動脈瘤(AAA: Abdominal Aortic Aneurysm)

    • お腹(腹部)の大動脈が膨らむタイプ
    • 最も多いタイプで、特に 65歳以上の男性に多い
    • 自覚症状が少なく、破裂すると突然の激痛やショック状態を引き起こす
  2. 胸部大動脈瘤(TAA: Thoracic Aortic Aneurysm)

    • 胸の部分の大動脈が膨らむタイプ
    • 高血圧や動脈硬化が主な原因
    • 症状が出る場合、 胸の痛み、せき、声のかすれ などが現れる
  3. 大動脈瘤破裂(緊急状態)

    • 瘤が破裂すると、激しい痛み、意識障害、大量出血 などを引き起こし、即座に治療しなければ致命的になる

大動脈瘤の主な原因

 動脈硬化(血管が硬くなり、弱くなる)
 高血圧(血管に強い圧力がかかる)
 喫煙(血管の老化を早める)
 遺伝的要因(家族歴があるとリスクが高い)
 感染症(梅毒や細菌感染が原因のこともある)


症状

 ほとんどのケースで自覚症状がない(特に腹部大動脈瘤)
 瘤が大きくなると、 胸や背中、腹部の痛み、圧迫感 が出る
 破裂時には 突然の激痛、意識障害、ショック状態 になる


検査と診断

🔹 超音波検査(エコー)(腹部大動脈瘤のスクリーニングに有効)
🔹 CT・MRI(詳しい状態を確認)
🔹 X線検査(石灰化した動脈瘤が映ることがある)


治療法

① 小さい動脈瘤(4~5cm未満)

  • 経過観察(定期的な検査で成長をチェック)
  • 生活習慣の改善(血圧管理、禁煙、食事療法)

② 大きい動脈瘤(5~5.5cm以上)または急速に成長している場合

  • 手術(破裂のリスクが高いため、治療が必要)
    • 人工血管置換術(患部を人工血管に置き換える)
    • ステントグラフト治療(カテーテルを使い、動脈の内側にステントを入れる)

予防と対策

🔹 血圧を適切に管理(高血圧を放置しない)
🔹 禁煙する(喫煙は最大のリスク因子)
🔹 コレステロールを下げる(動脈硬化を防ぐ)
🔹 定期検査を受ける(特に65歳以上の人)


⚠ 大動脈瘤の破裂は致命的!

自覚症状がほとんどないため、定期的な健康診断や画像検査が重要です。 高血圧や喫煙習慣がある場合は、特に注意が必要です。

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新宿ウエストクリニック院長
安心の医師略歴・著書、メディア履歴
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入江武志 医師 Dr. 入江
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