シルデナフィルの禁忌における高血圧で収縮期血圧が170mmHg以上または拡張期血圧が100mmHg以上の方
シルデナフィルの禁忌における「高血圧で収縮期血圧が170mmHg以上または拡張期血圧が100mmHg以上の方」について詳しく解説します。
■ 背景:シルデナフィルと血圧
- 作用機序:
- PDE5阻害 → cGMP増加 → 血管平滑筋弛緩 → 血管拡張
- 影響:
- 通常は血圧低下作用を示すが、高血圧患者では血管や心臓への負荷が既に大きい状態
- 血圧コントロール不良のまま性行為を行うと、心血管イベントリスクが増大
■ 「高血圧」の定義
- 収縮期血圧(SBP)170mmHg以上
- 拡張期血圧(DBP)100mmHg以上
- 症状:
- 頭痛、めまい、胸部圧迫感
- 動悸、息切れ
- 高血圧性急症では脳出血や心筋梗塞のリスク増加
■ 臨床上のリスク
| リスク | 内容 |
|---|---|
| 急性心血管イベント | 心筋梗塞、狭心症、脳卒中、心不全悪化 |
| 性行為負荷の増加 | 性行為は中等度運動(4〜6 METs)に相当 → 心臓に負荷 |
| 薬剤反応の不確実性 | PDE5阻害薬による血圧変動が予測困難 → 急変のリスク |
| 脳・腎臓への負荷 | 高血圧による血管損傷・血流障害が悪化する可能性 |
■ 臨床上の対応
- 絶対禁忌
- 血圧が上記の基準を超える場合、シルデナフィル投与は不可
- 血圧管理が必須
- 血圧を安定させる治療(降圧薬、生活習慣改善など)後に再評価
- 性行為のリスク評価
- 血圧高値のまま性行為を行うと心筋虚血や脳血管イベントリスクが高まる
- モニタリング
- 投与前・投与中は血圧測定、症状の観察が必須
■ なぜ「併用禁忌」に分類されるのか?
- 血圧が著しく高い状態でシルデナフィルを投与すると、
血圧変動+性行為による心血管負荷 → 心筋梗塞、脳卒中など致死的イベントの危険がある - 安全性が保証できないため、絶対禁忌 とされる
■ まとめ(最重要ポイント)
- 禁忌基準:
- 収縮期血圧 ≥170 mmHg、または拡張期血圧 ≥100 mmHg
- 主なリスク:
- 心筋梗塞、狭心症、脳卒中、心不全悪化
- 投与は 絶対に不可
- 血圧管理と性行為負荷評価が必須
- 血圧が安定するまでは 投与禁止(禁忌)







