CYP3A4誘導薬
「CYP3A4誘導薬」について整理します。「CYP3A4阻害薬」と対になる概念です。
1. CYP3A4誘導薬とは
- CYP3A4酵素の働きを増やす薬のこと
- 代謝能力が上がる → CYP3A4で代謝される薬の血中濃度が 下がる
- 結果として、薬の効果が弱まることがある
2. 代表的なCYP3A4誘導薬
| 薬剤例 | 分類 | 影響 |
|---|---|---|
| リファンピシン | 抗結核薬 | CYP3A4活性を強く誘導 |
| フェニトイン | 抗てんかん薬 | CYP3A4活性上昇、薬効低下注意 |
| フェノバルビタール | 抗てんかん薬 | CYP3A4活性上昇 |
| カルバマゼピン | 抗てんかん薬 | CYP3A4で代謝される薬の血中濃度低下 |
| セントジョンズワート(ハーブ) | サプリメント | OTC薬でも誘導作用あり |
3. 臨床上の意味
- CYP3A4で代謝される薬(例:ED治療薬、カルシウム拮抗薬、スタチンなど)を併用すると
→ 血中濃度が下がる → 効果が弱まる - 場合によっては 用量の増加 が必要になることもあるが、急に増やすと副作用リスクもある
4. まとめ
- CYP3A4阻害薬 → 血中濃度↑(副作用リスク↑)
- CYP3A4誘導薬 → 血中濃度↓(効果↓)
- どちらも併用薬の効果や安全性に大きく影響する
補足: CYP3A4は非常に多くの薬に関わるので、医薬品併用のチェックでは必ず確認されます。





