男性の性欲とは
男性の性欲とは、単なる「ムラムラ」ではなく、ホルモン・脳・神経・心理・生活習慣が重なって生じる生物学的かつ心理社会的な欲求です。医療的には「リビドー(libido)」と呼ばれます。
1 生物学的側面(土台)
● テストステロン(最重要)
- 性欲の“燃料”
- 分泌低下で
→ 性欲低下/朝勃ち消失/疲労感/集中力低下 - 加齢・肥満・睡眠不足・ストレスで低下
● ドーパミン(欲求のスイッチ)
- 「したい」「快感を得たい」という動機づけ
- 性的刺激・新奇性で活性化
- 過剰なポルノ・SNS依存で枯渇・鈍麻しやすい
● セロトニン(ブレーキ)
- 不安を抑えるが、過剰だと性欲を抑制
- SSRI(抗うつ薬)で性欲低下が起きやすい理由
2 脳・神経の側面
- 性欲は脳(視床下部・報酬系)で発生
- 勃起は神経と血管の反射性欲があっても勃起しない
勃起はするが性欲が湧かない
→ これは珍しくありません(別の仕組み)
3 心理・社会的側面
● 心理要因
- 不安・プレッシャー・失敗体験
- パートナー関係(安心感・新鮮さ)
● 社会・文化要因
- 「男は常に性欲が強いべき」という思い込み
→ これ自体が性欲低下やEDの原因になることも
4 男性の性欲の特徴(女性との違い)
| 項目 | 男性 |
|---|---|
| 性欲の変動 | 比較的安定(若年期) |
| 視覚刺激 | 強く影響 |
| 年齢影響 | テストステロン低下で徐々に減少 |
| 性欲と勃起 | 必ずしも一致しない |
5 性欲が低下する主な原因(重要)
- テストステロン低下(LOH症候群)
- 睡眠不足・夜更かし
- 過度なポルノ視聴
- 肥満・運動不足
- 抗うつ薬・AGA治療薬(※個人差あり)
- 糖尿病・動脈硬化
※ これまでのご質問内容(ED・薬剤・ホルモン)から見ると、
性欲低下=心理だけと決めつけない視点が非常に重要です。
6 よくある誤解
X 性欲が落ちた=男として終わり
X 年齢のせいだから仕方ない
O 多くは可逆的・調整可能
7 概要
- 睡眠改善(7時間以上)
- 大筋群トレーニング(テストステロン↑)
- ポルノ・過刺激の制御
- 血液検査(テストステロン・甲状腺)
- 必要に応じて薬剤調整









