補中益気湯

気力がわかない、体がだるい、疲れやすい、など生命活動のエネルギーである「気」が不足した状態、つまり「気虚」の状態にある方に処方されます。薬名のごとく、中（体の内部）を補って、気を益する（増やす）ことで気力を復活させます。

041番 補中益気湯 ホチュウエッキトウ

添付文書

「気」が不足し気力がわかず、疲れやすい人に

倦怠感や食欲不振などを伴う、さまざまな症状に処方されます。なんとなく気力がわかない、疲れやすいといった状態からの脱出を助けます。消化吸収機能を整えて「気」を生み出し、病気に対する身体の抵抗力を高めます。

人間の「証」と漢方薬との関係

配合される生薬

作用と効果

病中病後の体力増強、食欲不振、胃下垂、かぜ、痔、脱肛、陰萎、多汗症の治療などに用いられます。通常、消化機能が衰えた虚弱体質者に処方されます。

服用上の注意

薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状の経験があるとき、妊娠または授乳中である、他に継続して服用中の薬がある、場合は医師との相談が必要です。

用法・用量

この薬は煎じたりして使う生薬そのものではなく、生薬と同じ成分を含む顆粒で、医師から処方される医療用漢方製剤です。ドラッグストアなどで手に入る一般用漢方製剤は、成分は基本的には同じでも、安全性が考慮され成分量が少なく設定されていることが殆どです。84包（28日分）を一単位として処方されます。年齢・体重・症状により適宜増減されることがありますが、指示された服用方法に従ってください。

主な副作用

このような症状に気づいたら、他にも気になることがあれば、オンライン診療（相談料はかかりません）のほか、問合せフォームや電話でご連絡下さい。