バイアグラの併用注意薬のケトコナゾールとは

バイアグラ(シルデナフィル)と ケトコナゾール(Ketoconazole) の併用は、血中濃度上昇による副作用リスクが高いため「併用注意薬」 に分類されます。


ケトコナゾールとは

項目 内容
薬効分類 抗真菌薬(イミダゾール系)
主な効能 カンジダ症、皮膚・爪の真菌感染症
特徴 真菌の細胞膜合成を阻害 → 増殖抑制

併用注意の理由

  1. CYP3A4阻害作用
    • バイアグラ(シルデナフィル)は主に CYP3A4酵素 によって代謝されます
    • ケトコナゾールは CYP3A4を強力に阻害 → バイアグラの血中濃度が大幅に上昇
  2. 副作用の増加
    • 顔面紅潮、頭痛、めまい
    • 血圧低下が強く出ることがあり、立ちくらみや失神のリスク
    • 重篤な場合は心血管系(心筋虚血・心停止)のリスク
  3. 心電図への影響
    • QT延長作用があり、心拍異常のリスク増加

医師による対応例

  • バイアグラ使用を避けることが基本
  • 必要に応じて バイアグラの用量を極端に減らす
  • CYP3A4阻害薬が不要なら、 別の抗真菌薬に変更
  • 血圧や心電図の観察が必須

まとめ

項目 内容
薬名 ケトコナゾール
薬効分類 抗真菌薬(イミダゾール系)
主な効能 真菌感染症の治療
バイアグラとの関係 血中濃度上昇による副作用リスク → 併用注意
注意点 低用量開始、服用間隔調整、医師管理下で使用。可能なら併用回避

補足:

  • ケトコナゾールは CYP3A4を強力に阻害する薬の代表例 で、バイアグラやタダラフィルなどPDE5阻害薬との併用は非常にリスクが高いです。
  • クラリスロマイシン、リトナビル、エリスロマイシンなどと同様に、医師指導の下でない併用は避けるべきです。