薬剤性の性欲低下チェックリスト(男性向け)

「薬剤性の性欲低下チェックリスト(男性向け)」です。EDやホルモンを踏まえ、性欲(リビドー)と勃起を分けて評価できる構成にしています。


薬剤性の性欲低下チェックリスト

① 現在または過去に使用している薬は?

「今やめている薬」も含めて確認(遅発性あり)

性欲低下を起こしやすい薬(重要)

  • □ 抗うつ薬(SSRI / SNRI)
    • パロキセチン
    • セルトラリン
    • フルボキサミン
    • エスシタロプラム
  • □ 抗精神病薬
  • □ 抗てんかん薬
  • □ フィナステリド/デュタステリド(AGA治療)
  • □ 抗アンドロゲン薬
  • □ オピオイド鎮痛薬
  • □ GnRHアナログ

② いつから症状が出た?

  • □ 薬開始 1–4週以内
  • □ 増量後に出現
  • □ 中止後も続く(※重要)

中止後も続く場合
→ 持続性薬剤性性機能障害(PSSD)を疑う


③ 症状の内容(該当するもの)

性欲(脳)

  • □ 性的な興味が湧かない
  • □ 空想・妄想が減った
  • □ 見ても反応しない

勃起(末梢)

  • □ 勃起しにくい
  • □ 中折れ
  • □ 朝勃ち減少

性欲↓+勃起↓=中枢性
性欲あり+勃起↓=末梢性


④ 薬剤タイプ別メカニズム

薬剤 主因
SSRI セロトニン↑ → ドーパミン抑制
AGA薬 DHT↓(感受性差)
抗精神病薬 プロラクチン↑
降圧薬(β遮断) 交感神経抑制
オピオイド GnRH抑制

⑤ 回復性チェック(重要)

  • □ 服薬前は正常だった
  • □ 休薬で一部改善
  • □ 睡眠改善で変化あり

いずれも×の場合
ホルモン・神経評価が必要


⑥ 併用リスク評価

  • □ 複数の「性機能影響薬」を併用
  • □ アルコール常用
  • □ 睡眠不足
  • □ ストレス強

単剤では軽度でも、併用で顕在化しやすい


⑦ 医療機関で確認すべき検査

  • 総テストステロン
  • 遊離テストステロン
  • SHBG
  • プロラクチン
  • 甲状腺機能

⑧ 絶対NG行動

X 自己判断で急な中止
X 薬を隠す
X 「年齢のせい」と放置


まとめ

薬剤性の性欲低下は「体質」ではなく「作用」
評価すれば対策できる