バイアグラの併用注意薬のエリスロマイシンとは

バイアグラシルデナフィル)と エリスロマイシン(Erythromycin) の併用は、血中濃度上昇による副作用リスクのため「併用注意薬」 に分類されます。


エリスロマイシンとは

項目 内容
薬効分類 マクロライド系抗生物質
主な効能 細菌感染症の治療(呼吸器感染症、皮膚感染症など)
特徴 細菌のタンパク質合成を阻害し増殖を抑える

併用注意の理由

  1. CYP3A4阻害作用
    • バイアグラ(シルデナフィル)は主に CYP3A4酵素 により代謝されます
    • エリスロマイシンは CYP3A4を阻害 → バイアグラの血中濃度が上昇
  2. 副作用の増加
    • 頭痛、顔面紅潮、めまい
    • 血圧低下や心血管系の重篤症状(失神、心筋虚血など)のリスク増加
  3. 心電図への影響
    • エリスロマイシンは QT延長作用があるため、バイアグラ併用で心拍異常のリスクがやや増加する可能性

医師による対応例

  • 服用間隔の調整バイアグラ低用量からの開始
  • 必要に応じて 別の抗生物質への変更
  • 血圧・心電図の観察

まとめ

項目 内容
薬名 エリスロマイシン
薬効分類 マクロライド系抗生物質
主な効能 細菌感染症治療
バイアグラとの関係 血中濃度上昇による副作用リスク → 併用注意
注意点 低用量開始、服用間隔調整、医師管理下で使用

補足:
エリスロマイシンのような CYP3A4阻害薬 は、クラリスロマイシンやケトコナゾールなども同様にバイアグラ併用で血中濃度上昇リスクがあります。
そのため、併用時は必ず医師の指示を受けることが重要です。