SHBGとは

SHBG(Sex Hormone Binding Globulin:性ホルモン結合グロブリン)について、男性ホルモン・性機能・ホルモンバランスの視点で解説します。


SHBG

  • 血液中のタンパク質
  • 男性・女性ともに存在
  • 主な働き:
    • テストステロン(T)やエストラジオール(E2)と結合
    • 結合したホルモンは 生理活性を持たない(遊離していない)
    • 遊離ホルモン(Free T / Free E2)の量を調整

ポイント:

  • 血液中の総Tが高くても、SHBGが高いと遊離Tが低くなる
  • 遊離Tこそが性欲・筋肉・勃起維持に必要なホルモン

SHBGと男性ホルモンの関係

状態 SHBGの影響
高い 遊離T↓ → 性欲低下・EDリスク ↑
低い 遊離T↑ → 過剰Tリスク(多毛・ニキビ)もある
高すぎる例 高齢・甲状腺機能亢進・肝疾患・E2過剰
低すぎる例 肥満・糖尿病・低甲状腺・コルチゾール低

SHBGが高くなる原因

  • 加齢 → 自然に上昇
  • エストラジオール過剰 → 相対的にT遊離減少
  • 甲状腺機能亢進
  • 肝機能異常
  • TRTで総Tを急上昇させた場合も上がることあり

影響

  • 総Tは正常でも 遊離Tが低下
  • ED・性欲低下・筋肉量減少

SHBGが低くなる原因

  • 肥満・メタボ
  • インスリン抵抗性・糖尿病
  • 甲状腺機能低下
  • コルチゾール過剰

影響

  • 遊離Tが増える → 筋肉増加・性欲増加もあるが、
    代謝負荷が増える場合もある

テストステロン・E2・SHBGの関係

総テストステロン(TT)
   ├─ 遊離T(Free T) ← 活性あり
   └─ 結合T(SHBG/T結合) ← 活性なし

総E2
   ├─ 遊離E2 ← 活性あり
   └─ 結合E2(SHBG結合) ← 活性なし
  • 高SHBG → 遊離T低下 → ED・性欲低下
  • 低SHBG → 遊離T相対増 → 筋肉増加、脂肪減少傾向
  • E2も同様で、高すぎると女性化乳房リスク

健康管理のポイント

  1. 肥満改善・体脂肪減少 → SHBG適正化
  2. E2の過不足管理 → SHBGバランス安定
  3. 肝機能・甲状腺チェック
  4. 遊離T測定を重視 → 総Tだけでは不十分

まとめ

  • SHBG = ホルモンの「貯蔵庫/ロック」
  • 高すぎると活性ホルモンが不足 → ED・性欲低下
  • 低すぎると活性ホルモン過剰 → 過剰Tリスク