エストラジオールとは
男性・女性を問わず、医学的に整理して 「エストラジオール(E2)」 を解説します。
エストラジオール(E2)とは?
- 最も活性の強いエストロゲン(女性ホルモン)
- 化学名:17β-エストラジオール
- 男性でも少量必須
- 主な産生経路:
- テストステロン →(アロマターゼ)→ エストラジオール(男性)
- 卵巣(女性)、副腎(男女)、脂肪組織(男女共通)
男性における役割
| 作用 | 詳細 |
|---|---|
| 性機能 | 性欲・勃起維持(NO産生サポート) |
| 精子 | 精子成熟・運動性の維持 |
| 骨 | 骨密度維持(欠乏で骨粗鬆症) |
| 脳 | 気分安定・認知機能 |
| 血管 | 動脈硬化予防、血管内皮保護 |
| 体脂肪 | 脂肪分布の調整、アロマターゼ活性に関与 |
ポイント:男性もゼロだと ED・性欲低下・骨粗鬆症 などが起きる
適正値(成人男性)
| E2値(pg/mL) | 解釈 |
|---|---|
| <15 | 低すぎ(性欲低下・骨減少) |
| 20–30 | 理想域(健康維持・性機能維持) |
| 30–35 | やや高め |
| >40 | 高すぎ(ED・女性化乳房リスク) |
高すぎる場合の問題(男性)
- 原因:
- 体脂肪増加(脂肪組織=アロマターゼ活性)
- TRT(テストステロン補充)過剰
- アルコール多飲
- 加齢
- 症状:
- 性欲低下
- ED(PDE5阻害薬が効きにくい)
- 女性化乳房
- 気分不安定
- SHBG上昇 → 遊離T低下
低すぎる場合の問題
- 原因:
- アロマターゼ阻害薬過剰
- 減量・低脂肪食
- TRT+E2抑制
- 症状:
- 性欲消失
- 勃起不全
- 関節痛
- 骨密度低下
テストステロンとの関係
テストステロン(T)
↓ アロマターゼ
エストラジオール(E2)
- Tが低い → E2も低くなる
- 脂肪が多い → T→E2変換が過剰 → 遊離T減少 → EDリスク
ED・AGAとの関係
- ED:E2過剰は PDE5阻害薬が効きにくい
- AGA:フィナステリド・デュタステリドで DHT↓ → E2相対優位 に注意
まとめ
- エストラジオール=男性に必須の女性ホルモン
- 適正値は 20–30 pg/mL
- 問題は「多すぎる」「少なすぎる」
- ED・性欲・AGAは E2×T×SHBGのバランス で決まる








