WDDとは
Women’s Desire Dysfunction (WDD) とは、女性の性欲や性行為に対する興味の低下を指し、身体的な問題がない場合に診断される性機能不全の一種です。この状態は、性欲が自然に湧かない、性行為への関心が薄れるといった症状として現れます。
WDDの概要
- 定義: 女性の性欲低下(Sexual Desire Disorder)は、性行為に対する興味や欲求の低下を特徴とする状態です。WDDは、特に身体的な健康問題がない場合に、心理的または環境的要因が関与していることが多いです。精神的なストレスや関係性の問題が性欲を低下させる原因となることが一般的です。
- 症状:
- 性的欲求が減少する
- 性行為への興味を失う
- 性的な思考やファンタジーが減少する
- 性的な刺激に対して反応しにくくなる
- 性的関心が低下するが、身体的には問題がない
原因
- 心理的要因:
- ストレス: 日常的な仕事や家庭の問題、人間関係のストレスが性欲を低下させる原因となります。
- うつ病や不安障害: 精神的な健康状態が性欲に大きな影響を与えることがあります。うつ病や不安障害は、エネルギーの低下や身体的な欲求の減少を引き起こすことが多いです。
- トラウマ: 性的トラウマや過去の不快な性経験が、性欲の低下を招くことがあります。
- 関係性の問題:
- パートナーとのコミュニケーション不足: 性的な満足感を感じるためには、パートナーとのオープンで健康的なコミュニケーションが重要です。コミュニケーションが不足していると、性的欲求が低下することがあります。
- 関係の冷え込み: 長期間にわたる関係の中で、感情的なつながりが弱まると、性欲も減少することがあります。
- 生理的要因:
- ホルモンの変動: 妊娠、更年期、避妊薬の使用など、ホルモンの変化が性欲に影響を与えることがあります。特にエストロゲンやテストステロンのレベルが性欲に重要な役割を果たします。
- 身体的健康の問題: 糖尿病や心臓病、甲状腺の問題など、身体的な疾患が性欲を減少させることがあります。
治療方法
WDDの治療方法は、原因に応じて異なります。以下のアプローチが有効とされています。
- 心理療法:
- カウンセリングや認知行動療法: 性的な欲求低下が心理的要因に起因している場合、カウンセリングや認知行動療法が有効です。パートナーとのコミュニケーションを改善し、ストレスや不安を軽減することが求められます。
- ホルモン療法:
- エストロゲン補充療法やテストステロン療法: ホルモンバランスが乱れている場合、ホルモン補充療法が有効です。特に更年期の女性においては、性欲の低下に対する治療が必要です。
- ライフスタイルの改善:
- 運動や食事の改善: 健康的な生活習慣が性欲にプラスの影響を与えることがあります。ストレスの軽減やエネルギーレベルの向上にも寄与します。
- 性機能改善薬:
- 女性用の性機能改善薬(例:フリバンセリン)は、性的欲求を高める効果があるとされていますが、これらは日本では未承認です。
まとめ
WDDは、女性が性的欲求や性行為に対する興味を失う状態であり、様々な心理的、身体的、関係性の要因が影響します。この障害に対するアプローチは多面的で、個別に対応することが重要です。治療方法には、心理療法、ホルモン療法、ライフスタイル改善が含まれ、医師の指導を受けながら進めることが推奨されます。
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新宿ウエストクリニック院長
安心の医師略歴・著書、メディア履歴臨床経験豊富な当院医師の論文
Dr. 入江
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