ドローインとは
ドローイン(Drawing-In) は、体幹(インナーマッスル)を鍛えるための、とてもシンプルで効果が高いトレーニングです。特に「お腹の引き締め」「姿勢改善」「腰痛予防」に役立つことで有名です。
■ ドローインとは?
息を吐きながら、お腹をへこませ、腹横筋(ふくおうきん)を中心に体幹を鍛える呼吸トレーニングです。
「腹筋運動みたいに体を曲げる」のではなく、お腹の内側の筋肉を使って、ウエストを締めるイメージに近いです。
とてもシンプルで場所を選ばないので、
・座っても
・歩きながらでも
・立ったままでも
できます。
■ 鍛えられる筋肉:腹横筋とは?
腹横筋は腹筋の中で 一番深い位置にある筋肉 です。
◆ 腹筋の順序(表面→深部)
- 腹直筋(いわゆるシックスパック)
- 外腹斜筋
- 内腹斜筋
- 腹横筋(インナーマッスル)←ここを鍛えるのがドローイン
腹横筋は コルセットのように内臓を包む筋肉 で、ここが引き締まると
- お腹がへこみやすくなる
- 内臓が正しい位置に保たれる
- 姿勢が安定
- 腰への負担が軽減
など、多くのメリットがあります。
■ ドローインの科学的ポイント
呼吸と連動して腹圧が高まる
息を吐く → 横隔膜が上がる → 腹横筋が収縮 → 腹圧(腹の内側の圧力)が上がる
腹圧が適切に上がると:
- 背骨が安定
- 腰が守られる
- 姿勢が自然に整う
- 燃焼効率が上がる
さらに、腹横筋がしっかり働くと、日常生活の小さな動作も「体幹で支える」状態になるため、代謝が上がりやすい身体になります。
■ ドローインの効果
✔ お腹痩せ(ぽっこりお腹対策)
腹横筋が働くと内臓が正しい位置に戻り、「内臓が前に落ちて出ているぽっこり」を改善。脂肪を燃やすよりも早く、見た目が変わる場合があります。
✔ 姿勢改善
体幹が安定するので:
- 背筋が自然に伸びる
- 反り腰や猫背が改善
- 肩こり・腰痛予防
姿勢が整うことで、呼吸が深くなる → 代謝が上がる流れも生まれます。
✔ 呼吸 × 筋トレなので負荷が少ない
腹筋運動が苦手でもできるので、高齢者や運動初心者でも安全。
■ ドローインの正しいやり方(基本)
① 姿勢を整える
胸を張りすぎず、背筋が自然に伸びる位置
② 息を鼻から吸う
お腹を少し膨らませるように吸う
③ 息を長く吐く
口をすぼめて「フー」と7秒前後
→ お腹をへこませる
④ 腹横筋が締まる感覚
- へこませた状態をキープ 5〜10秒
- 6割くらい力を入れるイメージ
(力みすぎない)
⑤ 普通に呼吸しながらキープ
浅い呼吸ではなく「胸で呼吸」を続ける
× お腹が膨らんだり、肩に力が入るのはNG。
■ 例:1回のセット
- 吸う:3秒
- 吐く:7秒
- キープ:10秒
×5セット(計2〜3分)
これだけでも効果があります。
■ ドローインがなぜ痩せやすい体を作るのか?
ポイントは2つ:
①「体幹で日常生活をする」状態になる
腹横筋が使えるようになると、
- 歩く
- 立つ
- 椅子から立ち上がる
こういった動作でも 体幹の筋肉が働く ようになります。
結果、1日の消費カロリーが増える。
→ ダイエット効率アップ。
②「腹圧=姿勢=呼吸=代謝」の連動
腹圧が上がると姿勢が整い、
姿勢が整うと呼吸が深くなる。
呼吸が深くなると酸素供給が増え、
脂肪燃焼が効率化。
つまり
ドローインは呼吸で代謝回路を動かす方法です。
■ よくある勘違い
お腹を凹ませる=見た目だけのテクニック
ではありません。
呼吸を止めて凹ませる
本当は「呼吸しながら引き締める」ことが重要。
■ どんな人におすすめ?
- 運動が苦手だけど痩せたい
- ぽっこりお腹が気になる
- 猫背や反り腰がある
- 腰痛を予防したい
- お腹のインナーマッスルを鍛えたい
- 呼吸で体幹を使えるようになりたい
男女問わず効果があります。
■ ドローインと他の呼吸法の組み合わせ
脂肪燃焼効果を高める組み合わせ
- ロングブレス × ドローイン
- HIIT × ドローイン
- ウォーキング × ドローイン
姿勢改善・睡眠改善
- 腹式呼吸 × ドローイン
- 交感神経→副交感神経の切り替え



