ドローインとは

ドローイン(Drawing-In) は、体幹(インナーマッスル)を鍛えるための、とてもシンプルで効果が高いトレーニングです。特に「お腹の引き締め」「姿勢改善」「腰痛予防」に役立つことで有名です。


■ ドローインとは?

息を吐きながら、お腹をへこませ、腹横筋(ふくおうきん)を中心に体幹を鍛える呼吸トレーニングです。

「腹筋運動みたいに体を曲げる」のではなく、お腹の内側の筋肉を使って、ウエストを締めるイメージに近いです。

とてもシンプルで場所を選ばないので、
・座っても
・歩きながらでも
・立ったままでも
できます。


■ 鍛えられる筋肉:腹横筋とは?

腹横筋は腹筋の中で 一番深い位置にある筋肉 です。

◆ 腹筋の順序(表面→深部)

  1. 腹直筋(いわゆるシックスパック)
  2. 外腹斜筋
  3. 内腹斜筋
  4. 腹横筋(インナーマッスル)←ここを鍛えるのがドローイン

腹横筋は コルセットのように内臓を包む筋肉 で、ここが引き締まると

  • お腹がへこみやすくなる
  • 内臓が正しい位置に保たれる
  • 姿勢が安定
  • 腰への負担が軽減
    など、多くのメリットがあります。

■ ドローインの科学的ポイント

呼吸と連動して腹圧が高まる

息を吐く → 横隔膜が上がる → 腹横筋が収縮 → 腹圧(腹の内側の圧力)が上がる

腹圧が適切に上がると:

  • 背骨が安定
  • 腰が守られる
  • 姿勢が自然に整う
  • 燃焼効率が上がる

さらに、腹横筋がしっかり働くと、日常生活の小さな動作も「体幹で支える」状態になるため、代謝が上がりやすい身体になります。


■ ドローインの効果

✔ お腹痩せ(ぽっこりお腹対策)

腹横筋が働くと内臓が正しい位置に戻り、「内臓が前に落ちて出ているぽっこり」を改善。脂肪を燃やすよりも早く、見た目が変わる場合があります。

✔ 姿勢改善

体幹が安定するので:

  • 背筋が自然に伸びる
  • 反り腰や猫背が改善
  • 肩こり・腰痛予防

姿勢が整うことで、呼吸が深くなる → 代謝が上がる流れも生まれます。

✔ 呼吸 × 筋トレなので負荷が少ない

腹筋運動が苦手でもできるので、高齢者や運動初心者でも安全。


■ ドローインの正しいやり方(基本)

姿勢を整える
胸を張りすぎず、背筋が自然に伸びる位置

息を鼻から吸う
お腹を少し膨らませるように吸う

息を長く吐く
口をすぼめて「フー」と7秒前後
→ お腹をへこませる

腹横筋が締まる感覚

  • へこませた状態をキープ 5〜10秒
  • 6割くらい力を入れるイメージ
    (力みすぎない)

普通に呼吸しながらキープ
浅い呼吸ではなく「胸で呼吸」を続ける

× お腹が膨らんだり、肩に力が入るのはNG。


■ 例:1回のセット

  • 吸う:3秒
  • 吐く:7秒
  • キープ:10秒
    ×5セット(計2〜3分)

これだけでも効果があります。


■ ドローインがなぜ痩せやすい体を作るのか?

ポイントは2つ:

①「体幹で日常生活をする」状態になる

腹横筋が使えるようになると、

  • 歩く
  • 立つ
  • 椅子から立ち上がる
    こういった動作でも 体幹の筋肉が働く ようになります。

結果、1日の消費カロリーが増える
→ ダイエット効率アップ。

②「腹圧=姿勢=呼吸=代謝」の連動

腹圧が上がると姿勢が整い、
姿勢が整うと呼吸が深くなる。
呼吸が深くなると酸素供給が増え、
脂肪燃焼が効率化。

つまり
ドローインは呼吸で代謝回路を動かす方法です。


■ よくある勘違い

お腹を凹ませる=見た目だけのテクニック

ではありません。

呼吸を止めて凹ませる

本当は「呼吸しながら引き締める」ことが重要。


■ どんな人におすすめ?

  • 運動が苦手だけど痩せたい
  • ぽっこりお腹が気になる
  • 猫背や反り腰がある
  • 腰痛を予防したい
  • お腹のインナーマッスルを鍛えたい
  • 呼吸で体幹を使えるようになりたい

男女問わず効果があります。


■ ドローインと他の呼吸法の組み合わせ

脂肪燃焼効果を高める組み合わせ

  • ロングブレス × ドローイン
  • HIIT × ドローイン
  • ウォーキング × ドローイン

姿勢改善・睡眠改善

  • 腹式呼吸 × ドローイン
  • 交感神経→副交感神経の切り替え

 

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