性感染症や新型コロナなど、さまざまある感染症の検査でよく目にする「抗原」と「抗体」について、似たような文字だけれど違いがいまいちわからないことはありませんか?ここではそれらの違いについて説明します。
抗原とは
抗原とはウイルスや細菌、加えていわゆるアレルギーのもとになる花粉、卵、小麦、甲殻類など、体の免疫系が異物と認識する物質のことです。
抗体とは
抗体とは、異物(ウイルスやアレルギーのもと)に抗うために作られる蛋白質の一種(免疫グロブリンとも呼ばれる)で、血液中などに存在します。抗原を異物として認識し、これに対し抗体を作って体を守ろうとします。
*アレルギーや花粉症は、アレルギーを引き起こす抗原に対し作られた抗体に身体が過剰反応している状態。ふつう免疫には自分の細胞には反応しない仕組みになっていますが、これに誤りがあると自分の細胞に対して抗体が作られ、膠原病などの自己免疫疾患として現れます。
抗原(ウイルスなど)に対し抗体がつくられ「免疫」が働きます。
抗原検査とは
抗原検査は、病原体そのもの、またはそれを構成する蛋白質の一部である抗原を検出します。感染初期で病原体が活発な状態で抗原が体内で作られますが、時間の経過とともに減少します。このため感染症の早期診断に使用されます。
抗体検査とは
抗体検査は、体の免疫が抗原(病原体、その一部)に対して生成する抗体を検出します。体内で病原体に対する免疫応答があった場合、特定の抗体が作られます。病原体などに対し免疫があるか、過去に感染歴があるかを確認するために使われます。抗体が作られるには一定の時間が必要たため、抗原検査に比べ検出に各症状に応じた期間が必要です。
抗原検査 |
現時点でウイルスなどが体内に存在している可能性を素早く確認します。 |
*PCR検査はウイルスの遺伝子を増幅させ、現時点での感染の有無を抗原検査よりも高精度で確認できるものですが、検体の採取箇所を誤ると判別不能となり、判定には数日を要します。
抗体検査 |
体内に抗体ができるまでの期間を経たタイミングでの感染可能性の有無、過去に感染したことがあるかを確認します。 |
*抗体検査による過去の感染歴について、新型コロナの抗体は約2ヶ月程度でなくなるため、検査時点で抗体が検出されても、今後再感染しないとはいえません。また梅毒の場合の抗体は、治療が完了している場合も検出され続けます。
抗原検査・抗体検査のタイミング
各疾患の検査のタイミングなどについては各検査キットの説明ページ(梅毒・HIV、淋病・クラミジア、新型コロナ)参照、または電話などでお問い合わせください。
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新宿ウエストクリニック院長
安心の医師略歴・著書、メディア履歴臨床経験豊富な当院医師の論文
Dr. 入江
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